2020年からやりやすくなった!Line広告とは?

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LINE広告は費用も高く、管理・運営できる人材の確保、SNSに対する多くの知識などいろいろ考えるとやはり大企業でしかできない広告のツールだと諦めてはいませんか。新しくなったLINE広告では費用の設定もでき、エキスパートでなくても運用が可能になり、より自社の商品やサービスを知ってもらう機会が増えました。このタイミングをLINE広告に取り組んでいく絶好の機会ととらえ、思い切って始めてみてはいかがでしょうか。

Line広告とは?その特徴と料金

以前のLINE広告では「費用が高い」「運用が難しい」といった印象が強く、特定の企業にしかできないものというイメージがありました。2019年4月には中小企業や店舗向けであったLINE@などを統合して0円からでも始められるフリープランができるなど新しく生まれ変わりました。
プランの変更は随時可能で、LINEの通算費用シミュレーターを使用すると追加費用分の予想計算も簡単にできます。

クリック課金タイプ

ユーザーが広告をクリックし、リンク先のページに移動すると課金されるタイプで、広告が表示されてもユーザーがアクションを起こさなければ料金は発生しません。

インプレッション課金タイプ

動画枠で完全に表示された場合に表示回数ごとに料金が発生するタイプです。100%ではなく99%の表示では料金が発生しません。

Line広告が注目され始めている理由

LINEは2020年3月現在、日本国内での月間利用者数が8,400万人と国内の60%を越えるほどの多くのユーザーが利用しています。SNS利用中のユーザー全体の81.3%がLINEを利用し、LINEのみの利用者も39.9%と他のSNS(Twitter、Facebookなど)に比べても多くの人が利用しています。
このためLINEでしかアプローチできないユーザー層があることが広告の掲載を検討する際に重要なポイントになっています。

DAUが高い

LINEは家族間など親密な関係の連絡ツールにもなっているためDAU(1日に実際に利用した数)も自然と高くなります。事実、月間利用者の86%が毎日利用をしています。
この数字は他のSNSと比べても驚異の利用者数と言え、目に触れる機会が多いことは広告としてとても重要なポイントになります。

Line広告の配信面

配信面毎に特長があり、利用する年齢層や性別も様々になります。広告を出す場合には自社の商品やサービスとの相性を踏まえて検討することでより有益な広告のやり方となります。

Smart Channel

LINEの中でも日常的に見られるページがトークリストです。このページの上に広告が表示されタップすると商品のページに移動するということからも目に触れる機会が多い広告ということになります。

タイムライン

タイムラインでの広告はタイムラインのユーザーの約70%は月に1回以上ユーザーに触れる機会があります。ユーザーは女性の方が多く幅広い年齢層に利用されています。また自社の広告がブロックされているかどうかに関わらず表示させることが可能です。

LINE NEWS

2020年6月現在、月間アクティブユーザー数が8,400万人と高い数も特徴ですが、300を超える他の公式アカウントメディアの記事一覧のページに広告が配信できることが魅力です。新商品の情報などに有益な掲載面と言えます。

LINEマンガ

アプリのダウンロード数は2020年4月時点で2,700万件と男女比にさほど開きはなく、30代までの利用で約90%と若年層をターゲットにした商品やサービスに有効と考えられます。

LINE BLOG

アーティストやタレントを含む2,500組以上(2020年4月時点)の公式ブロガー情報発信のツールとして利用し、女性が7割と多く20~40代に利用者が中心となります。

LINEポイント

「友だち追加」「動画視聴」などの指定の条件をクリアするとポイントが貯まるサービス。ページのPV数は月3.6億(2019年5~10月の平均値)にもなり、40~50代の年齢層に多く利用されています。

LINEショッピング

2020年6月時点で約3,500万人が登録をしており、約7割が女性で、主に20~30代の女性にむけて有効なツールとなります。ファッションやインテリア、コスメなどが検索・比較・購入できます。

LINE広告ネットワーク

2019年9月時点で、月間アクティブユーザー5,400万人にリーチできるうえ、2019年8月からのサービスローンチによって、従来の配信面に加えて外部のメディアへの配信が可能となりました。

Line広告の配信機能

LINE広告にはターゲットや目的に応じて数々の配信機能があり、効率よくターゲットに広告を展開することができるやり方です。

デモグラフィックデータ配信

年齢・性別・趣味などでターゲットを指定して配信ができ、自社の商品に対してより興味を示すであろう利用者に向けての広告の表示を目指すことができます。ユーザーを限定するため費用対効果の高い配信ができます。

オーディエンス配信

ユーザー情報を利用して配信するやり方で、ある商品を購入したユーザーに対して端末がわかっている場合、再度の購入を促す広告を配信するなどでリピーターになり、自社とのつながりを強めていくことを目指すことができます。

Cost Per Friends(CPF)

LINEの広告を通じてLINE公式アカウントの友だちを獲得する方法の広告で、友だちが追加されるごとに課金されます。友だち登録をしているユーザーにはLINEを通じて継続的に広告が表示されます。「友だち追加をするとLINEスタンプがダウンロードできます」など友だち登録獲得のため各社様々な方法が取られています。

LINE公式アカウントの友だちオーディエンス配信

LINE公式アカウントの友だちを基にターゲットを作成、配信が可能となります。
このターゲットを基にした類似のターゲットも作成が可能で関心をもってもらう可能性がありながらも未だに接点のない利用者へのアプローチに有効です。

類似配信

類似配信は簡単に言えば配信の分母を大きくしてより広い層にアプローチをかけていくやり方です。アクションを得る確率は低くなりますが、より多くの人の周知を目指すことに効果的と考えられます。

リエンゲージメント配信

一度はアプリをインストールしたものの休眠状態になっているユーザーに対して広告を配信し、再び活動を促すことを目的とした配信です。過去にアプリ内で行った行動を基にしてターゲットを絞れるので、ユーザーの目的に応じた配信ができ、よりつながりやすい可能性があります。

自動最適化配信

SNSを使用した広告はどうしても「運用が難しい」となってしまいますが、LINE広告では目標のCPA(利用者が広告に対して何かのアクションを起こした一件あたりの費用)を設定しその中で自動入札する仕組みをとることができますが、これにより運用が簡単になりました。

予約型広告

予約型広告はあらかじめ配信面や配信期間などの内容が決められた広告となり、運用広告のように配信後の調整ができなくなります。
短期的に多くのユーザーへのアプローチが可能となり、レポートでリーチ数が確認できるなどの特徴があります。

Line広告を掲載するにあたっての注意点

広告掲載をするには一定の法的な視点とユーザーの保護のためのガイドラインがあり、全ての広告が掲載できるわけではありません。あらかじめ申請を行い承認されたものが広告として掲載可能となります。

掲載不可の業種・商材の一例

一方で掲載不可の業種・商材が存在し、以下は一例です。
・宗教関連
・アダルト関連
・出会い系
・連鎖販売取引(いわゆるマルチ商法、ねずみ講のようなもの)
・政党
・整骨院、接骨院、鍼灸院等
・ホワイトニングや病院・クリニックなどの特定疾患に関する啓蒙
・質屋

掲載可能なものにも注意が必要なものがある

通販サイト、古物商、コンタクトレンズなど定められた文言の記載や忌避事項などがある商品やサービスがあります。デザインの段階で注意をして作成する必要があります。
また化粧品や健康食品なども別途審査基準があるので事前に入念に確認をすることが大切です。

Line広告の始め方

以前は代理店を通して申し込みをする必要があり、実際に開始できるまで数か月はかかっていましたが、2019年11月からはオンラインでの申込みが可能となりました。
オンライン申請のやり方は以下です。
1.LINE Business IDを取得
2.利用規約に同意してクレジット決済
3.配信計画を登録
4.審査の申し込みが完了し、Line側で審査(結果まで約10営業日必要)
5.ステータスが「利用可能」になると広告運用ができる。

まとめ

LINEの広告は始めやすくなり、運用も手軽になりました。それだけに今後、LINEでの広告を検討する企業も増えていくことが考えられます。

一旦、自身がユーザーの立場になった場合、LINEをはじめとしたSNSやネットの広告に対してどのような感情を抱くのでしょう。自身が望んでない広告で埋め尽くされた画面を見れば、宣伝どころか逆にその企業に対して良い印象を持つことができません。

手軽だからこそより効果的な広告を配信していくにはターゲットの絞り方、配信のタイミング、やり方についてより充分な計画を立てる必要があります。

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