魅力的で沢山のユーザーに訪問してもらうことが出来るwebサイトを作成するためには、質の高いwebデザインにする必要があります。
そのためにはデザインのセンスやスキルの他にも、webサイトを制作するための知識や技術についてきちんと学ぶことが大切です。
学ぶ方法としてはスクールやレッスンに通って学ぶというものと、独学で自分一人で学ぶというものがあります。
独学で学ぶ際にも必ず知っておくべき知識がありますのでご紹介していきます。
デザインだけをしていれば良いのではない
webデザインでは、パソコンやスマートフォンなどで表示されるwebサイトやページなどのレイアウトや配色、画像やテキストの配置などのデザインを決めていきます。
しかしwebの場合には、ただデザインをしてもそれはwebサイトやページとしては成立しません。
また雑誌や広告などの紙媒体に使用されるデザインであれば、一度印刷をしたものはそのままの形で見られることになりますが、webデザインの場合にはパソコンやスマートフォン、タブレットなど様々な端末で閲覧されます。
そのため、それらの端末ごとに表示方法を変えて、作成したレイアウトやデザインが壊れてしまわないようにしていかなければなりません。
つまりwebデザインを行うためには、デザインだけの知識やスキルを身につけておけば良いというわけではなく、webサイトやページを表示するために必要となるプログラミング言語の知識をきちんと身につけておく必要があるのです。
webサイトを構築するためのプログラミング言語として、知っておくべき知識がHTMLとCSSです。
webサイトのコーディングに必須となるHTML
HTMLは、Hyper Text Markup Languageの略語で、webページを作るために必要となります。
私たちが普段使用しているwebサイトのほとんどが、このHTMLを使用して作成されていますので、webデザインを行うにあたってもHTMLを学ぶということは必ず必要になってきます。
HTML専用のタグと呼ばれるコードを使用することで、webページの構造を作っていきます。
画像を表示させるには<img>タグを使用する、段落を分けるには<p>タグを使用する、サイト内に入力フォームを作成するには<form>タグを使用するなど決められたタグがありますので、これらを作成したいwebページの構造に当てはめていけば良いのです。
全てが終わったら「html」形式で保存すれば完成です。知識のない人にとっては難しく感じるかもしれませんが、決められたタグを覚えてしまいさえすればそんなに難しいものではありませんの、できちんと勉強するようにしましょう。
デザイン性をより高めるためのCSS
CSSは、Cascading Style Sheetsの略語で、webページの装飾に使用するための言語です。
文字の色や大きさ、背景の色やそれらの配置などの様々な要素を指定するために必要になってきます。
HTMLだけで作られたページは全ての要素が左端に揃えられた状態で表示されますが、CSSを使用することによって様々な配置にすることも出来ます。
webページのデザイン性を高くするためにもとても重要なものですので、webデザインを行うためにはこれも必ず必要となる知識です。
またプリンタなどで印刷する際の出力のされ方や音声で読み上げられる際の再生のされ方など、ウェブページがどのように表示され、印刷・再生されるのかについても決めていくことが出来ます。
CSSを書く方法は3種類あり、HTMLのタグの中に書き込む方法、HTMLのファイル内に挿入する方法、CSSファイルに書く方法があります。
書く際にはセクレタ、プロパティ、値の3つを並べていきます。これによってどこのどんな部分をどのように変化させるのか、という指示を出すことが出来ます。
なかなか複雑ですので覚えるというのは大変かもしれませんが、規則性や方法さえ理解してしまえば上手く使用していくことが出来るようになりますので覚えていくようにしましょう。
まとめ
webデザインを学ぶ際にスクールなどに通って学ぶのではなく、独学で学ぶ方も多くいます。
しかし注意しなければいけないのは、いくらwebデザインを学ぶといっても、デザインのスキルやセンスを磨くだけではいけないということです。
webデザインを行う上ではそのサイトやページを構築していくことが必須であり、そのためにはHTMLやCSSといったコーディングのために必要となる知識を身につけておく必要があります。
それによってより見やすく、そしてデザイン性の高いものを作っていくことが出来ますので、独学で学ぶ際にも必ず勉強しておくようにしましょう。