Webデザイナーになるために持っておきたい資格

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日本だけではなく世界へと活躍の場が広がっているWebデザイナーは、現在、引く手あまたとも言われるほど、需要が高まっている職業のひとつ。
いまやあらゆるデザインに関わっているといっても過言ではないフォトショップやイラストレーターなどのソフトウェアやHTML・CSS・JavaScriptなどのプログラミング言語などを使いこなすことで、
はじめて仕事が成り立つWebデザイナーが持っておくべき資格としては、どのようなものがあげられるのでしょうか。

 

活躍し続けられるWebデザイナー像とは

Webデザイナーを目指すからには、ただ「資格を取る」ことで、Webデザインの能力を身につけるのではなく、どのようなWebデザイナーが求められるのか、
そして、どのようなWebデザイナーが長い間活躍し続けることができるのかという点に着目してみる必要があります。

また、将来の働き方を考慮する場合にも、企業に属して働くことを目標とするのか、それとも、いずれは独立して仕事を続けていくつもりなのかという点でも、理想とするデザイナー像は異なるでしょう。
とくに、ある程度の年齢になってから未経験からWebデザイナーを目指す方の場合には、今までの自分の経験や人生の中で得た知識を最大限に生かし、
Webデザインという仕事に取り組むことのできる有利な市場へ参入することや、潜在的にニーズのあるニッチな市場へ目を向けることなど、
自分が活躍していくことのできる市場を分析することや戦略を練ることも大切になります。

日本人が弱いというこの論理的な戦略や戦略的思考力は、ビジネスでの糧となるもの。
社会人にとって大きな刺激となる他業界の人とのふれあいやビジネスワークショップなどを通し、成長していくことも視野に入れておくべきかもしれません。
また当然のことながら、Webデザイナーとして働き始めた後も、スキルアップやデザイン力の向上などに前向きに取り組んでいくことが求められますし、
プログラミングなどの専門性の高い類似職の能力を身につけていくとより重宝される人材となるのは間違いありません。

Webデザイナーに必要な資格とは

パソコンの前で手元の作業をしている女性

実力や経験がものを言うWebデザイナー業界では、特別に取得が重視される資格はありません。
しかし、Webデザイナーとして重宝されるために持っておきたい資格には、さまざまなものがあげられます。

国家資格である「ウェブデザイン技能士」のほか、プログラミング言語に関する「PHP技術者認定試験」など、
また画像処理能力に関する「Webクリエイター能力認定試験」、「Flashクリエイター能力認定試験」、「アドビ認定エキスパート」など、民間資格も多く存在しており、
インターネット概論などの知識、Webデザイン技術などを多岐に渡ってカバーする資格の取得が推奨されます。

また、いずれは個人で仕事をしていきたいと考えている方の場合やWebディレクターやWebプロデューサーなどへのキャリアアップを視野に入れている場合は、
転職などでも有利になることも多いので、実務で実力をつけることはもちろん、資格を取得しておくことが後々役立つでしょう。

日本市場だけではなく海外市場を見据える

1人の女性と2人の男性がパソコン画面を見ながら話している

海外市場では、日本のWebサイトのデザインがいまだに「古風」と呼ばれることや効率性が低く「わかりにくい」ものと位置付けられていることをご存知でしょうか。
これからのWebデザイナーに求められるのは、日本市場を理解しながらも、海外で使われているシステムや考え方を根本的に理解し、上手に日本で結果を出すことのできる形へ昇華していくこと。

そのためには、Webデザイナーとして基本となる専門的な技術や知識の習得、資格の取得などのほか、国際化や多様化が進む社会でも不利なく競争していくことのできる広い視野はもちろん、
それを仕事に生かすために重要な役目を持つコミュニケーション力、提案力、論理的な思考力、語学力なども大切になります。
これらは学校や人に教わることだけでは培っていくのが難しいものでもありますので、さまざまな出会いや経験などを通してゆっくりと身につけていくことをおすすめします。

まとめ

資格はWebデザインの実力を測る上での指標となりますが、Webデザインを仕事としていくにあたって必要となるのは、何も資格だけではありません。

技術力はあるけれどデザイン性や創造力がなく個性に欠ける頭でっかちのWebデザイナーにならないためにも、Webデザインの勉強にだけ集中するのではなく、
さまざまな形でアートに触れることも大切ですし、デザイン心理学などにも精通しておくことが求められる時代になっていくのではないでしょうか。

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