Googleマイビジネスでwebサイトが作成できる?作成手順とメリットを解説

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ネット社会が浸透する中、スマホやタブレットを使って情報を収集するのが常識になっていますが、自身の店舗、会社をPRするには、まずwebサイトが必要になります。
店舗情報などをGoogleのサービスに表示しやすくするGoogleマイビジネスには、webサイト機能があります。
その機能を使うと手軽にwebサイトを作成することが可能で、しかも無料で開設できます。その作成手順、特徴、メリット・デメリットなどについて解説していきます。

Googleマイビジネスのwebサイト機能とは?

Googleマイビジネスは、Googleが運営する検索サービスやGoogleマップなどに店舗や施設の情報が掲載されるビジネスサービスです。
店舗、会社のサービス、商品、基本情報などをGoogleのサービスと連携させるGoogleマイビジネスはビジネスをしている方ならだれでも使用でき、操作が易しく簡単なPR手法として人気がありますが、さらに、webサイトの作成機能まで有しています。
それでは、そのwebサイト機能について解説していきます。

Googleマイビジネスのwebサイト機能は無料で簡単に使える

Googleマイビジネスにおいてメインとなるサービスのwebサイト機能は、サービス利用者が登録した情報を基にwebサイトを作成していくものとなります。さらに情報の追加、変更、編集が可能で、メンテナンスもそれほど手間がかからず、何より無料で使えるのが最大の魅力です。

用意されたテンプレートをアレンジ

テンプレートが用意されているため、自分の好みに合ったデザインを選び、さらにアレンジすることで、思った通りのwebサイトに変更できます。
説明文、キャッチコピーなどのテキストを編集したり、気に入った写真を掲載したりすることで、店舗、会社などに関する情報を、ユーザーに分かりやすく訴求することができます。

すぐに使いこなせる簡単な仕様

webサイト作成というと、敷居が高い感じはしますが、こうした作業が苦手な方でも半日ほど操作することによって、サクサクと操作可能な仕様になっています。時間と費用をかけずに、店舗、会社の情報をPRするにはとても便利な機能です。

信頼度がアップし、集客につながる

簡易的なサイトとはいえ、店舗や会社の宣伝や住所、電話番号などが記載されたサイトがあると信頼度が増して、問合せや来店数が増えると思われます。自社サイトがなく、サイトを作成する費用をかけたくない場合は、使用する価値があるでしょう。

とても便利な機能

このように、まだ独自のwebサイトを持っていない店舗、会社や、今後webサイトを作成する予定があっても完成までに時間がかかる店舗、会社などにとって、気軽にすぐ利用できるGoogleマイビジネスのwebサイト機能はとても便利な機能であるといえます。

 

Googleマイビジネスでwebサイトを作成する手順

Googleマイビジネスでwebサイトを作成する手順について、順番に解説していきます。

Googleマイビジネスに登録

まずGoogleマイビジネスに登録することによって、webサイト作成機能を使用することが可能となります。
登録方法は、店舗名、国、郵便番号、都道府県、住所などの入力を行った後、Googleマイビジネスのサイトからログインします。
ログインするとダッシュボードが表示されますので、「ウェブサイト」をクリックし、「ウェブサイトビルダー」のページに移動します。

サイトのテーマを選択

まずはサイトのテーマを選択します。表示されたテンプレートの中から、気に入ったものを選択します。
webページの背景、文字色、フォントなどをよく考えて、見た目が分かりやすいと感じるテーマを選ぶと良いでしょう。

ページに掲載する文字情報を編集

次に編集を行っていきます。ページに掲載する文字情報です。「メインのボタン」「ヘッドライン」「概要の見出し・本文」と、3段階で編集作業を進めます。
真ん中に表示される「メインのボタン」では、クリックした場合のアクションとして、「今すぐ電話」、「ルートを検索」などを選択可能です。
利用する側にとって知りたい情報をピックアップしたうえで、必要なアクションを選択すればよいでしょう。

店舗名、地域名、カテゴリー、概要などを入力

次に店舗名の「ヘッドライン」、地域名とカテゴリーの「説明」を入力します。サイトの上部、中央に表示される目立つ部分であるため、より魅力あるタイトル・説明文を考えましょう。
店舗、会社の概要は、「概要のヘッダー」「概要の本文」のところでテキストを入力していきます。「概要のヘッダー」はやや大きめの小見出し、「概要の本文」はそれについての詳しい解説です。
太字、斜体、下線などで目立たせることもできますので、店舗、会社の情報を積極的にPRしましょう。

写真をアップロード

最後に写真を掲載しましょう。ユーザーに店舗のイメージや会社のサービス内容を理解してもらえる、わかりやすくビジュアル性の高い写真を掲載するといいいでしょう。
指示に従って、写真のアップロードのボタンをクリックして掲載します。
こうしてアップロードが完了するとそのまま公開されます。

 

Googleマイビジネスのwebサイト機能のメリット・デメリット

便利で手軽に使えるGoogleマイビジネスのwebサイト機能ですが、メリットがある反面、デメリットもあります。そのメリット・デメリットを見ていきます。

Googleマイビジネスのwebサイト機能のメリット

レンタルサーバなしで無料で使用できる

一番のメリットはやはり無料だということです。レンタルサーバを借りる必要がなく、ホームページ制作料もかかりません。
「https://○○○○.business.site」のサブドメインを利用可能で、セキュリティ対策用ソフトなども必要ありません。

専門的な知識がなくても簡単に作成できる

簡単に作成できるのも大きなメリットです。webサイトを作成する上で本来必要となる専門知識(HTML言語のようなマークアップ言語等)がなくても、Googleマイビジネスのダッシュボードと呼ばれるメニューから直感的にwebサイトを作成できます。デザインもテンプレートの中から視覚的にわかりやすいものが選べます。
住所、電話番号、営業時間などに変更があった場合も、Googleマイビジネスのビジネス管理画面で情報を修正すれば、作成したサイトにその情報が反映されます。

ローカルSEOの強化

地域で検索する場合のアクセス率向上や、検索の上位表示を狙うローカルSEOの強化にも役立ちます。
店舗を探しているユーザーに対し、自分の店舗が検索の上位に表示されますので、来店してくれる確率が高まります。
さらに、Googleマップ上でアピールできるため、信頼性のアップにも結びつくでしょう。

スマホユーザーへの訴求

webサイト機能で作ったサイトをスマホで表示させたいとき、店舗、会社の情報をスマホの画面のサイズでもユーザーにとって見やすい状態で表示することができます。そのことをレスポンシブ対応といいます。
スマホユーザーがよく利用する検索サイトのGoogleでは、レスポンシブ対応はいまや必須となってきており、効果的なスマホサイト対策にもつながります。

Googleマイビジネスのウェブサイト機能のデメリット

デザインの自由度が低い

初心者でも使いやすい反面、定型のテンプレートから変えられるのがテーマと写真のみで、凝ったデザインを制作するのは難しく、デザインの自由度が低いです。
基本機能のみで、機能追加などのカスタマイズもできません。

全国的なSEO対策には不向き

メリットの項で地域情報によるローカルSEOの強化に適していると述べましたが、サイト全体のアクセス数のアップには向いておらず、全国的なSEO対策にも不向きです。
地域だけでの集客ではなく、全国的にサービスを提供し、全国でのアクセスを増やしたい場合は、独自ドメインを取得して本格的なwebページを開設した方が良いかもしれません。

アクセス解析ができない

Googleアナリティクスやサーチコンソールなどのアクセス解析はできません。
ただ、直接、間接の検索の数を「インサイト」で把握することは可能です。また、Googleマイビジネス経由の自社HPにアナリティクス、パラメータを設定すれば、マイビジネスから流入した数を計測して解析することができます。

Google マイビジネスでウェブサイトを作る際の注意点

Google マイビジネスでウェブサイトを作る際の注意点について解説していきます。

総合的に判断してサイトを開設

Googleマイビジネスのwebサイト機能には魅力がありますが、他にもwebサイトを作成する方法はいろいろあります。コストパフォーマンスなどを総合的に判断して、サイトの開設方法を総合的に選択した方が良いでしょう。
ローカルビジネスを展開する店舗、会社にとって、GoogleマイビジネスのwebサイトはローカルSEO対策に有効ですが、全国的ビジネスの場合は自社サイトの開設も検討の余地があるでしょう。

レスポンシブ対応で写真などは自動的に最適化

Googleマイビジネスで作成したサイトは、パソコン以外のスマホやタブレットなどの端末で見たときに、各端末のディスプレイ幅に最適化されて表示されるレスポンシブ対応になっています。
そのため、サイトを作成するときに、写真、レイアウトなどを画面のサイズ、縦横比などに合わせるといった考慮は、特に必要ありません。

サイトは原則として1ページ

Googleが無料で提供している簡易的サイトですので、作れるのは原則として1ページだけになります。
ホーム画面から次の詳しいページに飛んだり、店舗、メニューの詳しい紹介、企業の詳細なデータなどを掲載したりすることはできません。
もっと詳細な情報を載せたい場合や、デザインにこだわる場合はやはり自社サイトの開設が必要になってくるでしょう。

独自ドメインを使う場合は別途準備が必要

Googleマイビジネスのwebサイト作成機能で作成したウェブサイトのURLはすべて「https://○○○○.business.site」となり、○○○○の部分だけが変更が可能です。
独自ドメインは簡単には設定できませんので、Googleマイビジネスで作成したサイトをネットの検索結果上位に表示させることは難しいでしょう。
サイトの目的によっては、ドメインを取得して自社サイトを開設した方がいいかもしれません。

まとめ

Googleマイビジネスが持つwebサイト作成機能は、Googleマイビジネスに登録していれば無料で開設でき、高度な技術や資金がなくて使用することができます。
簡易的なサイトながら、サイトを持たないことに比べると、集客力が向上できると思われます。
店舗、会社をチェックするユーザーに対し、写真などで情報を提供でき、ローカルSEOの強化にもつながります。
一方、デザインが簡易的で情報量も相対的に少なく、独自のドメインを利用するのが困難などのデメリットも挙げられます。
こうした点を踏まえながら、webサイト開設の目的についてよく考えて、Googleマイビジネスのwebサイトを上手に活用していくと良いでしょう。

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