リスティング広告のクリック率は?またクリック率を上げるための方法

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新聞、テレビ、雑誌などの広告と同じく、ネット広告も媒体を支える根幹になっています。ネットの場合は、広告が閲覧中のページの周囲などに出現します。目的があって検索している時に出てくる場合と、ニュースなどの情報を見ている時に自然に出てくる場合があります。興味をひく広告ならば思わずクリックしてしまいますが、そう簡単にはクリックしてもらえません。このクリック率を上げる方法について説明していきます。

クリック率とは?

皆さんがパソコンやスマホで検索しているときや、情報を見ているときに、ページの周囲に広告が出てくることがよくあります。興味のある内容が出てきたら、もっと詳しく見て情報を収集したいと思ってクリックすることもあるでしょう。
しかし、多忙な現代人は、広告を素通りしてクリックまでしないケースも多いと思われます。一方、広告クライアントはどうにかして見てもらおうと興味をひく内容の広告を載せます。
この広告をクリックする割合をクリック率(Click Through Rate、CTR)と呼びます。web上で広告をクリックした回数を、画面上に広告が表示された回数(インプレッション数)で割ったものです。

広告によるクリック率の違い

クリック率は、ユーザーが検索エンジンで検索をしたときに連動して表示されるリスティング広告(検索連動型広告)と、ユーザーが他のWebサイトやアプリを見ているときに広告スペースに掲載されるディスプレイ広告では大きく異なります。
当然の事ですが、目的を持って検索しているときに関連広告が出ればクリックする割合が高くなるでしょうし、他のサイトを見ているときに直接関係のない広告が出てきてもなかなかクリックしないでしょう。
クリック率は、リスティング広告の場合で2-10%、ディスプレイ広告では、1%前後が普通です。テレマーケティング、DM,配布チラシなどの反応が0.1%ぐらいと言われているので、それらよりは高いようです。

リスティング広告とディスプレイ広告の表示タイミング

リスティング広告とディスプレイ広告では表示されるタイミングも異なり、クリック率に影響してきます。ユーザーが知りたい目的が明確で、検索した時点で広告が表示されるリスティング広告はもちろんクリック率が高くなります。一方、ディスプレイ広告はユーザーが一般のニュース記事や動画アプリなどのコンテンツを見ているときにいきなり表示されますので、クリックしない可能性が高いでしょう。

固有名詞で検索した時のクリック率

また、クリック率はタイトル、ターゲット、広告の文章の内容、掲載する場所、掲載する時間帯などの要因の影響を受けて変動します。
リスティング広告の場合、検索する時に商品やブランドの名称、企業名などの固有名詞で調べた時のクリック率の目安は6-10%になると言われます。
特に直接、商品の名称で検索した場合は、リスティング広告をクリックする割合はかなり上昇します。さらに商品の契約率も高いようです。

一般単語で検索した時のクリック率

商品名、企業名など固有名詞以外の一般の単語の検索キーワードにおけるクリック率は、2-5%と言われています。
検索キーワードとなる単語が複数の場合が、クリック率が高いとも言われていますが、クリック率を決めるのは、結局は広告の魅力です。検索キーワードと広告の相関関係にも左右されます。

検索上位に表示されるとクリック率は高い

検索ページにおけるクリック率は広告が掲載される場所、順位に大きく左右されます。もちろん、場所が一番良いところ、順番に並んでいるときは上位にある方が、クリック率が高くなります。
1位のクリック率は、2位のクリック率の倍以上という調査もあります。なので下位に表示されているほどクリック率は低くなるということです。

クリック率が高い場合・低い場合のメリット・デメリット

クリック率が高い方が当然メリットは大きく、低い場合にはデメリットが大きいですが、一概にクリック率が高ければいいという訳ではありません。それについて説明します。

クリック率が高い場合のメリット

リスティング広告のクリック率が高いと、一般的にクリック単価が安くなります。クリック単価とは、リスティング広告において、ユーザーから1クリックされた時にかかった単価のことです。CPC(Cost Per Click)と表示されることもあります。
クリック率が高いとユーザーが興味を持ちやすいということで、広告の質が高いと判断されます。広告の質が高いと、検索の上位に表示され、配信される量が増え、結果としてクリック単価が下がります。

さらにクリック率が高いと、ユーザーがアクセスしてリスティング広告の1ページ目のランディングページを訪れるため、商品・サービスを注文してくれるコンバージョンの割合が高くなります。
また、ランディングページを訪れるユーザーの数が増えると、ユーザーデータも多数集まり、それを基に広告の品質向上を検討することができます。

クリック率が低い場合のデメリット

一方、クリック率が低いと、高い場合と逆にクリック単価が高くなってしまいます。費用が余計にかかります。
もっともクリック率が低くても、効果的で質の高い広告はあります。コンバージョン数が多いケースも見られます。

顧客獲得単価(CPA)が重要

一般的にはクリック率が高い方がいいと説明しましたが、クリック率が低くても高価な商品やサービスをユーザーが購入してくれれば、売り上げは上がります。
実際、クリック率が低くても、良く売れる商品は見られますので、顧客獲得単価(Cost Per Action CPA)という指標が重要になってきます。

顧客獲得単価(CPA)の計算式

CPAとは、広告費用に対してどの程度の顧客単価で見込みユーザーを獲得できたのか、効果を検証するうえで重要な指標です。
その計算式は、広告費用 ÷ コンバージョン件数(商品、サービスなどの成約数)です。
広告を出している企業側からは、CPAは1件のコンバージョンを獲得するためにかかった費用で、広告費用に対して成約件数が多いほど、費用をかけずに見込みユーザーを獲得できます。
反面、多くのコストをかけた割にあまり見込みユーザーがコンバージョンしない場合は、ユーザーを獲得する時の単価が低くなります。

クリック率とCPAを総合的に判断

クリック率が直接に関係してくるのは、クリック単価の計算です。説明しましたように、クリック率が低くても商品、サービスが良く売れれば、CPAは良好です。
クリック率が低くても、クリックしたユーザーが高い割合で商品を購入してくれればいいという訳です。
よって、クリック率、クリック単価だけの数字に惑わされることなく、CPAを広告効果の判断材料にするといいと思います。
当然ながら、クリック率が低いうえにCPAの数字も良くない広告は見直した方がいいでしょう。

業界別のリスティング広告のクリック率

リスティング広告のクリック率、特に業界別のクリック率の目安や平均を調査することはなかなか難しいです。検索するワードが、商品名なのかブランド名なのか、どの検索エンジンを使用しているかなどによって異なってきます。

業界ごとの平均クリック率

参考として、WordStreamが以前調査したGoogle 広告の業界ごとの平均クリック率の表があります。
リスティング広告のクリック率は業界によって大きな差異があります。これがリスティング広告を検討する時にどんな業界が向いているかの指標になるかもしれません。

Google広告の平均クリック率

特に若者に関心が高いと思われる「デート・出会い」では、平均クリック率が6%以上もあります。「旅行・観光」「自動車」「不動産」なども目的を持って見ている人が多いからか、比較的クリック率が高いです。反面、ネットを使って検索しているにもかかわらず、ネットに関連するネットショッピングなどの「Eコマース」は3%以下で大きな差異が見られます。クリック率の平均は、業界、商品、サービスによって偏りが生じています。

 

出典元:「Google Ads Benchmarks for YOUR Industry」
https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks

ディスプレイ広告のクリック率

また、WordStreamが調査したGoogle 広告の商材ごとのディスプレイ広告のクリック率の表もあります。ディスプレイ広告の場合、リスティング広告よりかなりクリック率が低い傾向が見られます。
こちらも業界により、結構差異があり、「不動産」が1%を超えています。投資としての意味合いも含めて興味を持っている人が多く、広告にも魅力のあるものが多いからだと思われます。
他は、やはり若者が関心を持つ「デート・出会い」が少し高いぐらいで、それほど大きな差は見られません。

出典元:「Google Ads Benchmarks for YOUR Industry」
https://www.wordstream.com/blog/ws/2016/02/29/google-adwords-industry-benchmarks

費用対効果の上がる広告配分

この2つの表により、検索連動のリスティング広告と一般のディスプレイ広告では、クリック率がかなり異なり、広告効果にも違いが出てくることがわかります。
この差異についてよく検討しながら、費用対効果の上がる広告配分の方針を決めましょう。

広告を出す場合は業界ごとのクリック率を参考に

また、以上の点から、クリック率は業界により大きな差異がありますので、広告を出す場合は自身の業界の傾向も考慮する必要があります。
「デート・出会い」「旅行・観光」「自動車」「教育」「不動産」などの業界は積極的にリスティング広告を検討すると良いと思われます。
もちろん、それら以外の業界の方も、これから述べますクリック率の改善方法のやり方によっては、リスティング広告を活用して、大きな広告効果を生み出すことができます。

クリック率を改善する施策方法

クリック率について論じる場合、CPAの数字、業界ごとの傾向なども考慮する必要があるのですが、クリック率はやはり広告の価値を判断する基準としては重要なものです。そのクリック率を向上させる対策について説明します。

ターゲットとなるユーザーのニーズが重要

ターゲットとなるユーザーの好み、考え方、ニーズと、広告内容、情報が結びついていないと広告効果は半減します。
ユーザーは誰も知らないような役に立つ情報を求めています。その情報を的確に把握して広告に反映させる必要があります。
ネットなどを活用してユーザーニーズをつかみ、広告タイトルなども工夫して役に立つ広告情報、コンテンツを掲載していきましょう。

タイトルに検索キーワードを入れる

検索キーワードをタイトルの中に含める方法はよく知られていますが、大切なのはキーワード、リスティング広告の文章、リンク先の広告に統一性を持たせることです。
これらにあまり関連性が感じられないと、ユーザーはクリックしないでしょうし、クリックしても商品に関連がないと、すぐにページから離れて商品の購入、成約まで結びつかない可能性が高いです。
キーワード、リスティング広告の文章、リンク先の広告に違和感がないか見直して、おかしいところがあれば修正しましょう。

広告へのキーワード挿入機能

Google 広告には、キーワード挿入機能というものがあります。
これは、ユーザーが検索に使用し、広告表示につながったキーワードが自動で広告文に挿入されるものです。商品やサービスに関する情報を検索しているユーザーに、より関連性の高い広告を表示することができます。
特に太字でユーザーが検索した語句が強調されて表示されますので、すぐにクリックに結びつきやすくなります。

クリックしたくなるキャッチフレーズ

リスティング広告だけの話ではなく、広告のキャッチフレーズ、文章のインパクトは重要な影響を持ちます。文面が広告の命です。
商品の特徴を並べるだけでなく、一目見て、クリックしたくなるような文言を考えましょう。そう簡単には思いつかないかもしれませんが、新聞や雑誌の広告も大いに参考になります。多くの情報を収集して、その中からいいものがあればアレンジして使用するといいでしょう。
小説のタイトルなどにもよく使われますが、体言止め、疑問形の文章は効果が見られます。ユーザーの目をひく、魅力的な内容を練りましょう。

Googleレスポンシブ検索広告を活用

Google広告には、レスポンシブ検索広告という機能があります。
広告を作成する時に複数の見出しや説明文をまとめて入稿すると、さまざまな組み合わせが自動的にテストされ、最適な組み合わせパターンが広告として配信されます。
広告の内容、キーワードに合わせて、ユーザーニーズが高そうな文章が完成し、クリック率の向上が見込まれます。

 

 

まとめ

クリック率は、リスティング広告とディスプレイ広告、広告を出稿するクライアントの業界によって大きな差が出てきます。
クリック率が低くても、クリックしたユーザーが高い割合で商品を購入してくれればいいので、CPAの数字も重要です。
いずれにしても、クリック率が高いほど良いことには間違いないので、少しでもクリック率を上げる方策を考える必要があります。
ユーザーニーズを的確に把握し、思わずクリックしたくなるキャッチフレーズ、広告タイトルへの検索キーワード挿入、Googleレスポンシブ検索広告の活用などを細かく検討して、より宣伝効果の高い広告を配信しましょう。

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