スマートフォンの爆発的な普及に伴い、SNSを使用したデジタルマーケティングを行なっている企業も多くなりました。
そんな中、2019年4月5日にgoogleの技術的な不具合により一時的にインデックス削除、つまり検索結果に表示されなくなったサイトが多発しました。
現在は復旧して、サイトの検索結果も元に戻っています。
しかし、ここで考えなければならないのがデジタルマーケティングに偏ることの問題点です。インターネットが身近になったからこそ、ビジネスを行なう上でしっかり理解しておきましょう。
インデックス削除とは
インデックス削除はgoogleなどの検索エンジンに掲載される情報が表示されなくなることを指します。
検索エンジンに表示される仕組みは、情報がgoogleなどの運営側に登録されることで表示されます。
企業のホームページなどは検索結果が上位に表示されるようにSEO対策など行っているケースが多いですが、このインデックスを削除されると対策に関係なく検索結果に表示されなくなります。
削除される主な原因はgoogleが設けているルールに違反しているか、URLやコンテンツへの削除申請依頼を行なった場合に発生します。
今回2019年4月5日に発生したものは技術的な不具合であるため、その日に削除されていても時間経過で現在は復旧しているものがほとんどです。
検索結果に表示されているかの確認方法
ホームページを制作しても、検索結果に表示されなければ利用者が自社のサイトに辿り着くのは困難です。
googleにインデックスが登録されているかしっかり確認することが重要になってきます。
自社のホームページのインデックスが削除されていないか確認するには、ホームページ上に問題がないか確認する必要があります。
検索結果に出てこない場合、今回のような不具合を除いてもいくつか原因があり、特に多い原因に貧弱なリンク構造が挙げられます。
ホームページ上に内部または外部リンクが少ないことで検索結果に表示されにくくなってしまいます。
リンクの繋がりが少ないブログ記事などは、リンクを辿って巡回しているクローラーには見つけにくい仕様となってしまい、結果的にインデックスされにくくなってしまいます。
また、インデックス削除はgoogleのガイドライン違反でペナルティを受けている場合でも起こるため、ホームページがガイドラインに沿っているかしっかり確認しましょう。
削除されてしまった場合の復活方法
今回の不具合は時間経過で復旧していますが、インデックス削除された状態が改善されていないようであれば、ホームページのリンク構造を今一度見直してみましょう。
また、ガイドラインに違反してしまっているようであれば、違反部分を修復した上でgoogle側に再審査をリクエストする必要があります。
ホームページに関係のないキーワードの詰め込みや、隠しリンクや隠しテキストを入れることでもガイドライン違反となってインデックスから削除されるため、
そういった箇所を修正してリクエストを送り、ペナルティを解除しておきましょう。
ペナルティが解除されれば検索順位が元に戻り、ホームページが検索結果に表示されるようになります。
その他にもある特定のタグを使用することで検索結果に表示されなくなるため、指定のタグを削除した上で再度ホームページを作り直し、googleに認識してもらえるようにしましょう。
今回のインデックス削除で学ぶこと
現在、マーケティングにはデジタルは欠かせない存在です。しかし、今回のような一件は企業にとっては死活問題に繋がることもあり、
早急な対策を行なえるようにシステムについてしっかり理解しておくことが重要です。
また、懸念されることは一つの検索エンジンに偏ることは危険ということです。
今回はすぐに復旧しましたが、システムの不具合が発生すると一切のコンテンツが表示されなくなり、これが長い期間続くと会社のビジネス自体にも大きく影響してきます。
一つの検索エンジンだけでなく、様々な検索エンジンにインデックスを登録し、表示されやすくなるように対策を行なっていくことで緊急時にも対処することができます。
インターネットが日常に必要不可欠な存在となっている中で、常に検索エンジンに自社のサイトが上位に掲載されるように確認を行なっておく必要があります。
まとめ
インデックスが削除されてしまうと、google検索に表示されにくくなってしまうため、企業のデジタルマーケティングにとっては死活問題となってしまいます。
そのため、常に検索結果が上位に表示されているかチェックを行なう必要がありますが、今回のような不具合以外にも検索結果に表示されなくなるケースは多くあります。
ガイドライン違反をしていないか、リンク数が少なくないかなど、今一度しっかり確認して、ホームページが表示されるように管理しておきましょう。