Twitterをビジネスで活用する場合、何よりもフォロワー数が多いこと。 これがビジネスチャンスにつながります。 Twitterの国内ユーザー数は2017年度で4500万人(以降は非公開)、国内第二位のシェアを維持する有益な情報発信プラットフォームです。 これだけ影響力の高いツールを利用しない手はありません。 ですが、フォロワー数が伸びずに悩んでいる人は多くいらっしゃいます。ここでは、具体的にフォロワー数のアップとなる手法を説明します。
Twitterのフォロワーを増やすメリット
ビジネスにおける『Twitter活用』を考えるなら、やはりフォロワーが多いほどビジネスの面では大きなメリットとなるでしょう。 フォロワー数が多いということは、それに比例して商品・サービスの提供チャンスが広がるからです。 『より多くの人に知ってもらい、購買行動へと導く』といったマーケテイング戦略において、 Twitterのフォロワーを増やすことは大いに役立ち、必要不可欠になります。
● ツイートの拡散力・影響力が向上する
● 幅広い情報を素早くキャッチできる
● ブランディングができる
● フリーランスなどの仕事探しに役立つ
ツイートの拡散力・影響力が向上する
最近は「インフルエンサー」と呼ばれる情報発信力の強いユーザーが続々と登場し、フォロワーの人たちがいつもその言動を待っているといった状況が目立ちます。 インフルエンサーとは『SNS上で大きな影響力をもつ人』のことで、その人の言動によって多くの人が意思決定をするといった現象が起こっています。
近年で有名なインフルエンサーといえばトランプ元大統領ですが、彼がつぶやくたった100文字前後のツイートに、世界情勢や経済までが大きな影響を受けてきました。 このように、実力のあるインフルエンサーは意図的に他人の行動や言動に影響を与え、予定しておいた行動へと導く力を持っています。 ビジネス活用の場合、商品・サービスの購入行動というゴールへ、『ハーメルンの笛吹き』のごとく大勢の人を連れていくことが可能です。これほどコストパフォーマンスに優れた宣伝手法は、他にはちょっとみつかりません。
では、強い影響力をもつインフルエンサーとはどういった人のことを言うのでしょうか。 もともと拡散力のあるTwitterですから、その中で目立つ存在になれば影響力を発揮することが可能です。 つまり、インフルエンサーの条件の一つはフォロワー数の多さです。 実際として、著名なインフルエンサーはフォロワー数が非常に多いという特徴があります。
逆にフォロワー数の多さによって、ツイートの拡散力・影響力が向上するのがTwitterの特徴だということです。 また、フォロワー数が一定数を超えると、そこから先はユーザーが他へ情報拡散をしてくれますから、本人はあまり努力をしなくても数値が上がっていきます。 そうなりますと独自のファン層が確立され、発信した情報が多くの人を巻き込んで、ちょっとしたブームが起こせるようになるかもしれません。 とくにビジネス目的でTwitterを活用する場合、このメリットには特に注意を向けるべきでしょう。
幅広い情報を素早くキャッチできる
フォロワーが増えるということは、発信する情報の拡散力を増すと同時に、多種多様な情報の入手も簡単になるということです。
世界中で頻繁に活用されているツイッターですから、 ユーザーにはいろいろな職業の方、いろいろな趣味を持っている方、めったに人が住んでいないエリアで活動している方など、実に多彩な人材がそろっています。 そういった方々がランダムにフォローし合いますから、フォロワー間の情報共有量は膨大で、かつバラエティに富んだ内容になるでしょう。
Twitterではフォローしているアカウントのコメントをタイムラインで表示します。 ユーザーは一般的に自分の趣味や嗜好にあった人や興味深い情報を発信する人、自分にとって役立つ知識や経験を持っている人をフォローする傾向にあります。
そういったアカウントのツイートは非常に価値の高い情報となります。 日常の生活に役立つ情報から人気や流行に関するニュースや話題、経済の動向やはやり病などの予防法や対策など、フォロワーを増やすことで、生活する上で有益な情報が簡単に入手できるでしょう。 なお、Twitterをマーケティング戦略に取り入れている場合は、自社商品・サービスのリアルな評価を集めることができます。 競合他社の評価もチェックして、今後のマーケティング戦略に生かすこともできるでしょう。
ブランディングができる
SNSのユーザー心理を利用することで、実はビジネス面で大きなメリットを得ることが可能です。 あなたがもし1万人や2万人のフォロワーをもつ人を見つけたら、『いったいこの人はどんな人なんだろう?』と気になることでしょう。 その人気度によって、「特別な人・魅力のある人」との評価をつけるのではありませんか。
周りの人が気になっている人物の発言・情報発信には誰もが耳を傾けたくなるものです。この心理がブランディングに効果を発揮します。
ブランディング(ブランドマネジメント)とは、ターゲット市場での知名度やネームバリューを高めること。 現状分析で現在のレベルを把握し、ブランド化の計画を構築し、その計画を実践するマーケティング戦略の一つです。
● 競合他社との差別化:ロゴ・意匠などが広く認識される
● 選択意思決定の単純化・固定化:ユーザーのリピート化を促進する
● ユーザーのロイヤル化:提供商品・サービスにロイヤルティが形成される
● 価格競争の回避:ブランドの確立で値引き競争の必要を回避する
● プロモーションコストの削減:フォロワーによる宣伝効果でコスト削減が可能
フリーランスなどの仕事探しに役立つ
個人経営の会社やフリーランスや副業など個人で仕事をしている人にとって、SNSのフォロワー数を増やすことは大きなメリットです。 普段の仕事についてのツイートを読んだユーザーが、名指しで仕事の依頼をしてくる可能性が高まりますし、通販サイトを運営していれば提供する商品の宣伝にもあります。
また、今後取り組んでみたい仕事についてコメントを出すなどして、その情報を効率よく集めたり、仕事を発注している先と関係が持てたりもするでしょう。 Twitterのフォロワー間のつながりは、想像以上に実益に富んだ人脈となる点にも注目しましょう。
TWITTERのフォロワーを増やすビジョンを明確に
フォロワーを増やす方法はいくつかありますが、ただ増やせば良い成果が得られるということではない点にご注意ください。どういったフォロワーを増やすかによって、情報発信後の目標達成率が変わってしまうものです。そこで、ビジネスツールとしてツイッターを利用する方は、ぜひ次の3ポイントについて十分に考慮してみてください。
目的・目標の設定
運営するアカウントのブランディングを明確に打ち出すため、まずはTwitterによるマーケティング戦略の目的を明確化しましょう。このツールでどんな宣伝活動を展開したいのか、どういった使い方をすれば販促効果が得られるのかを考えます。
実は、Twitterをビジネスツールとして利用する際、この目的の設定は最も重要な作業となります。 逆に、この目的をあいまいにしてしまうと単なるお飾りになってしまうことに注意しましょう。 『どの会社もやっているので形だけやっておこう!』というのが一番厄介です。 無駄な時間がとられるのと同時に、得られるはずのない効果を期待して、他のマーケティング戦略がおろそかになってしまうリスクがあります。
そこで、多くの企業が掲げる利用目的を3つ挙げておきましょう。
● キャンペーンなどイベントの情報配信で販促を図る
● 顧客とのコミュニケーション手段・ユーザーレビューや感想・クレームなどの窓口
もちろん、このほかにもいろいろと使い道はあります。 ポイントは、何もかもTwitterにやらせないこと。 公式Webサイトで手掛けるべきマーケティングとTwitterが担う部分とのすみ分けをするのも成功のコツです。
また、Twitterを活用して達成したい目標(数値)もその時々で決めるようにしましょう。 Webサイトへの誘導数や集客数、商品・サービスの購入行動数や売上数の目標達成値を設けて、フォロワー数の達成値とともに目標を掲げて運営することも肝心です。
ターゲットの設定
そして情報発信先となるペルソナの設定は欠かせません。 マーケティングにおけるペルソナとは、提供する商品・サービスを実際に利用する相手のモデルです。 そこでどのような人々に情報発信していくのか、その人の年齢層や性別、職業に収入レベル、ライフスタイルや趣味や嗜好といった人物の特徴を明確にします。
つまり、商品・サービスを消費するターゲット像を明確化することがポイントとなります。 ここをあいまいにしてしまいますと、今の超多様性・超個性的な消費者を的確にとらえることができません。 具体的には、『東京都市部に暮らす20~25歳の女性で、週末に犬の散歩に必ず出かける。 月に1回は犬専用の美容院に通っている』といった感じでターゲット層を絞り込むと、その人に特化した情報発信がしやすくなるでしょう。
ここまで絞って、やっとSNSの情報拡散システムも有効活用できるのです。フォロワーは不特定多数ではありますが、やはり自分に関係の深い情報や知りたい情報・探している情報を発信しているツイッターに集まるのがセオリーです。 その意味で、ペルソナ設定は徹底的にこだわるべきでしょう。
フォロワー数の前にアカウントの信用が第一
SNSの世界はとても素早い流れで流行が移り変わっていきます。昨日まで世間の衆目を一心に集めてきた流行が、今朝ぱったりと飽きられてしまって、 だれも見向きもしなくなってしまうということは珍しいことではありません。
これは株式会社REECH(インフルエンサー紹介サイト)のデータですが、 フォロワー数が3000人以上いる所属のインフルエンサーを対象にアンケートを採ったところ、次のような結果が出たとのことです。
● エンゲージメント数(いいね・コメント):最低数と最高数で22倍の格差
● インプレッション・リーチ数(閲覧回数や人数):最低数と最高数で45倍もの格差
この結果から分かることですが、同じ3000人のフォロワーがいるインフルエンサーでも、発信したツイートの閲覧数や『いいね!』、 コメントが付く数値には大きな差が出るということです。 単に人数が多くても、それで良いマーケティング戦略が展開できる訳ではないということも知っておいてください。
むしろ、普段からツイート内容に注力し、フォロワーの満足度を高める情報発信を第一に考えて、アカウントを運営していきましょう。
Twitterのフォロワーを増やす方法
Twitterの利用目的を明確にして、ターゲット層となるペルソナ設定もしっかりと確立し、 ターゲットにとって利用価値の高い情報発信こそが大事だと理解した今、 いよいよ具体的にフォロワー数を拡大するための方法を実践していきましょう。
ここで説明する方法は全部で4つです。
● 他ユーザーとの交流
● フォロワーキャンペーンの実施
● ツール分析の利用
これら4つの手法を駆使して、今後の企業用Twitterアカウントの運用を進めてみてください。 これまでフォロワーが全然増えないと悩んでいる方は、とくに具体的な取り組みを工夫してみるようにおすすめします。
発信ツイートの改善
先ほども述べた通り、SNSの世界では流行の流れがとてもスピーディで、ついこの前まで話題をさらっていた情報も、 今日は全く聞こえてこないといったことが珍しくありません。
これは消費活動でも同じことが言えて、どれほど人気度の高い商品・サービスも飽きられてしまっては、 だれも見向きもしないことも考えておかなければなりません。
そこでマーケティング戦略で活用するアカウントでは、フォロワーや訪問者の気を引く発信ツイートを意図的に作っていかなければなりません。 発信ツイートの閲覧数を高めるツイート、『いいね!』やコメントが付くツイートに徹底してこだわります。 こうしてフォロワーの満足度を第一に考えて、活気のあるTwitterアカウントの運営を実践していきます。
トレンドトピックの活用
まず、Twitterのトレンドトピックを利用してみましょう。この機能は2019年に搭載された新機能で、ユーザーにとって興味のあるトピック(話題・テーマ)に関連するツイートを自動的にフォローします。あるトピックがアカウントに掲載されれば、それと関連した他のツイートがタイムラインに表示され、フォロワーや訪問者は簡単に複数の関連情報を入手することが可能です。
ただし、国内アプリでの機能提供は最近になってからのことで、実際にこのトレンドトピックを上手に活用している人はまだ少ないといえるでしょう。 そこで、いち早く使い方を極めて有効活用するようにおすすめします。
トピックのカテゴリーは以下の5種類です。
● エンターテインメント(映画、ドキュメンタリー、アニメ、芸能人など)
● ゲーム(各種ゲーム、メーカー、コンテンツなど)
● スポーツ(各種スポーツ、アスリートなど)
● 趣味・嗜好(レジャー、ファッション、料理、アートなど)
● 音楽・ラジオ(音楽、アーティストなど)
トピックはまだ発展途上ですから、使い方としては可能性を沢山秘めています。ということは、使い方を工夫することで他社にはマネのできないトピックス効果が発揮できる、という点にも注目できるでしょう。
ツイート量の維持・ビジュアルコンテンツの投稿
TwitterでもWebサイト運営と同じように、頻繁に情報発信を行っていくことが肝心です。 フォロワー数の増加にはツイートを一定量発信し続ける必要があります。
なぜなら、訪問者は、相手のプロフィールと過去ツイートの内容をチェックしてフォローする傾向があるからです。その判断材料となるツイートの量が不足していると、それだけでフォローされる確率が下がります。とは言っても、140文字の文章だけをダラダラとツイートしていたのでは一向に注目が集まりませんし、フォロワーの増加は望めません。
そこでツイート量を一定レベルに維持しつつ、かつユーザーにとって魅力的な情報発信を継続する方法として、ビジュアルコンテンツの活用が有効です。印象的な画像や動画を見ると、訪問者は思わずスクロールして見てみたくなるもの。そして訪問者の印象に長く残るものです。
そこで掲示するビジュアルコンテンツのポイントは4つです。
● つまらないストック画像を使いまわさない
● 個性的なテンプレートを用意する
● インパクトのない色使いは避ける
● イラストも使う
過去に撮りためた画像や動画を使いまわすのはNGです。いつもフレッシュで『今』を的確に切り取ったビジュアルに限定するようにおすすめします。またレイアウトにはこだわって、見た目の美しさや面白さを追求します。そして視覚的に情報が飛び込んでくる画像処理も施しましょう。イラストも意図的に挟んでいきます。
一貫性のあるツイート
Twitterでは、すべてのタイムラインが一分、いや一秒を待たずに刻々と更新されていきます。 そこで、タイムラインのリストの先頭に、なるべく自分のツイートがアップされるように頻繁にツイートを発信していく行動力が重要になります。
できれば、一貫性のあるツイート発信スケジュールを作っておくと良いかもしれません。 そのためにコンテンツカレンダーは役に立ちます。 あらかじめ、いついつにツイート発信するのかをプランしておいて、そのスケジュールに合わせてコンテンツを作成するとムラのないアカウント運営が可能です。 定期的にツイート発信する習慣が付きますと、フォロワーや一般の訪問者がツイートを待ち望むようになり、定期的に訪問者が集まってくるようにもなります。
ハッシュタグの活用
マーケティングでTwitterを活用するならば、ハッシュタグは欠かせない機能です。 ハッシュタグをつけることで、SNS上でキーワードやトピックをカテゴライズすることも、意図的に強調することもできます。
また、投稿内のハッシュタグをタップすると、同じハッシュタグが使用されているツイートが一覧でリストアップされます。つまり、その情報を探しているユーザーに見つかりやすくする機能です。
なお、Twitterでは投稿内のどの部分にもハッシュタグを配置できますが、文頭や文末につけられることが多いです。
他ユーザーとの交流
SNSの世界は、やはり横のつながりを深め、かつ幅を広げることで多様なメリットを受けることが可能です。 自分は情報発信者であると同時に、SNSの参加者・オーディエンスの一員であることも自覚していきましょう。ですから、スケジュール通りにツイート発信したからといって満足せずに、他のツイートを訪問したり、インフルエンサーへ投稿を出したり、 フォロワーの人々と会話を交わしたりと交流をすることが重要です。
このようにTwitter本来の利用方法で自社・自己アピールができるようになれば、おのずとエンゲージメント数も増えていき、それに準じてフォロワー数が増加すると期待できるでしょう。
フォロワーキャンペーンの実施
なかなかフォロワー数が増えていかない場合、弾みつけの意味で『フォロワー数キャンペーン』を実施すると効果的です。 実質的にフォロワー数を上げることができます。 フォロワー数キャンペーンでは、ターゲット層にあたるオーディエンスへダイレクトにアカウント紹介ができます。 具体的な方法ですが、訪問者がTwitter広告を見た後にフォローした場合にのみ料金を支払うシステムです。
● Twitterアカウントをフォローさせたいターゲット層(ペルソナ)を設定する
● 新規フォロワー1人につきいくら支払うのかを設定する
● 新規フォロワーを何人獲得したいか設定する
Twitterのコストパーフォローは自由に設定できます。オーディエンスのサイズ・入札額などの要因から決定します。相場としては一人2~4ドルの入札額で、新規フォロワーの獲得目標は予算によって上限を決めます。この要領で短期的なフォロワー数キャンペーンを実施して、一定数の新規フォロワーを獲得することが可能です。
ツール分析を利用してフォロワー数を増やす
先に挙げた増加法を実践することで、徐々に効果が上がってくると期待できますが、 一定量まで増える間のタイムラグを待てないという人もいるでしょう。 そこで便利なのがツール分析の活用です。
Twitterアカウントのビジネス運用で、より多くフォロワー数を増やすため、 『いいね!』やコメントなどエンゲージメント率の向上を実現するためには訪問者やフォロワーの質や投稿・リツイートの分析は欠かせません。
ここで紹介する分析ツールを利用すれば、フォロワーの質や投稿・リツイートの分析はもちろん、競合アカウントの分析や比較、 細分化したターゲット層に対するツイートの注目度などを数値で確認することが可能です。Twitterアカウントのフォロワーを増やすのに役立つツールは次の5つになります。
では、ひとつひとつ確認していきましょう。
TWITTERアナリティクス
Twitterアナリティクスは公式の無料ツールで、自己ツイートの成果を確認するのに便利なツールです。 主な機能は次の3つです。
● ツイートインプレッション:ツイートの閲覧回数
● エンゲージメント:閲覧者のアクション(投稿・リツイート・いいね!等)の総数
● エンゲージメント率:閲覧者のエンゲージメント率
シンプルなデータですが、フォロワーの動向が明確に分かるツールです。なお、こちらはパソコン蚤の操作で、 スマートフォンでは利用できない点に注意してください。
SOCIALDOG
こちらは10万以上のTwitterアカウントで利用されている人気ツールです。特殊機能は月額定額制の優良ツールですが、無料機能だけでも十分に役立つのでお試しください。socialdogの分析内容はフォローとフォロワーをカテゴライズして管理すること。自動フォローNGのTwitterでは、フォロワー一人一人をチェックするのは大変な作業です。ですが、こちらを使うと作業時間が1/3に短縮でき、カテゴライズされたデータは分析がしやすい点もメリットです。
ちなみにカテゴリーは次の6つです。
● 相手から一方的にフォローしてくれているアカウント
● 自分はフォローしているが、相手はフォローしていないアカウント
● 30日以上非アクティブのアカウント
● 相互フォローのアカウント
● 最近フォローされた
● 最近フォロー解除された
このデータで評価を下げる相手アカウントを外すことができますし、過剰フォローなどのリスクも回避できます。
TWEETREACH
こちらはTwitter・Instagram・Facebookと連携できるアカウント分析ツールです。自己アカウントの管理と同時に、アカウントの質を高める方法を提案してくれる頼りになるツールです。なお、無料版は機能が物足りないとの声が高く、できれば有料版がおすすめです。
TweetReachの機能は、直近のハッシュタグごとのリーチ数チェック、各ツイートの注目度チェックが可能です。 また、拡散に貢献しているアカウントの確認までできるので非常に利便性の高いツールだといえるでしょう。
TWITONOMY
twitonomyはアカウントの現状分析が無料でできるツールです。 とくに競合アカウントとの詳細比較ができるので、マーケティング戦略に活用する上で役に立ちます。 主な機能は次の5つです。
● 一日のツイート数・リツイート数・ハッシュタグ数
● メンションされたユーザー数
● ツイートの中でツイート・『いいね!』された割合
● どのSNSプラットフォームからのツイート化を表示
● ユーザーのツイートしたタイミング
これらのデータを表やグラフなどで見える化してくれる点もメリットです。
RITETAG
RiteTagはハッシュタグの有効制を判断してくれるツールです。また、そのハッシュタグと関連性の高いハッシュタグを一覧に表示してくれます。そしてハッシュタグによって集まる訪問者やフォロワーの分析データを提示してくれます。
なお、この一覧表ではハッシュタグをカラーリングして分析結果の見える化が施されています。
● 緑:タイムリーなハッシュタグ
● 青:人気はあるが拡散には少し時間のかかるハッシュタグ
● 赤:使い古されたハッシュタグ
● 灰:利用頻度が低く、注目度も良くないハッシュタグ
このように、ハッシュタグの鮮度や効果が判断できるツールです。
Twitterのフォロワーを増やす際の注意点
ここまでマーケティング戦略として活用するアカウントのフォロワー数増加について説明してきましたが、それらの対策を実践する際に注意しておくべきポイントがあります。とくにTwitter上で禁止されている行為もありますので、最後にしっかり確認しておいてください。
フォロワーを購入しない
結論を言いますと、実際にフォロワーを現金で販売する業者は存在しますし、SNSユーザーの中にはフォロワーを増やして影響力を高めたいと、 それらの業者からフォロワーを購入するシーンも見られます。 Webサイトで『Twitter・フォロワー購入』と検索すれば、人数と金額を明記した販売サイトがたくさんヒットします。
ただし、Twitterの公式サイトでは、『フォロワーやエンゲージメントを販売または購入すること』を利用規約違反としています。 この点についてはプラットフォームの操作とスパムに関するポリシーではっきり禁止をうたっている以上、フォロワー購入は絶対に行うべきではありません。
● 偽フォロワー規制でアカウントは強制的に凍結されることがある
● フォロワー数が多いにもかかわらずエンゲージメントが低いと評価が低下する
フォロワー数に執着しない
フォロワー数が増加するメリットはこれまで説明してきた通り、やはりフォロワーは多い方が良いでしょう。ただし、この数字にばかり固執するのは考えものです。Twitterでマーケティング戦略を実践する本来の目的・自社のファンを増やすという点がぼやけてしまうリスクがあるからです。 ですから、質の良いフォロワーの獲得にこだわることも大事です。
各ツイートに対して『いいね!・リツイート・コメントといったエンゲージメント』が付いてこないようでは、とても商品・サービスの利用にまで届かないからです。つまり、フォロワー数に比例して、ロイヤルティの高いアクションが付いてくるようなツイート展開を心がけることが肝心でしょう。
過激なツイートや炎上ツイート
いくらインパクトのあるツイートにこだわるといっても、世間的に不道徳なこと、特定の人や企業をひぼう中傷するようなツイート、 事実とはかけ離れた過激な情報を発信するツイートなどは行わないように注意しましょう。
とくに宣伝広告を狙ったツイートではとかく誇大広告になり、わざと刺激的なフレーズや画像で興味を引くシーンが見られます。そういったツイートの在り方は短期的に人気を集めるかもしれませんが、すぐに信頼性や情報の質の面でそっぽを向かれてしまうことでしょう。
また、一部のユーザーを傷つけるなどのツイートは、世間から反論が殺到して炎上ツイートになってしまうこともありますから注意してください。 いったん炎上を経験したアカウントは、それで好意的な評価を失ってしまうもの。 くれぐれもツイートのマナーを守るようにしましょう。
過剰なフォロー操作
フォロワーのマナーとして、フォローされた人にはなるべくフォローバック(フォロバ)するというものがあります。ですが、この慣例を狙ってむやみやたらにフォローをしてしまうと逆効果です。 SNSはあくまでもコミュニティ・ツールですから、関連性のある出会い方をするのが自然ですし、相手を選んでフォローし合うのも常識です。 それにもかかわらず、やたらとフォローを発するアカウントは不自然で作為的と判断されてしまうリスクがあります。
ちなみにTwitterでは、『一般アカウントは1日最大400アカウント、認証済みアカウントでも最大1000アカウントまでという上限』を設けています。 短時間に大量のフォローを行えば評価が下がってしまうわけです。 また、上限を超えた行為はスパム行為の判定を受けて、場合によってはアカウント凍結の危険もあるので注意してください。
まとめ
消費行動がSNS情報に大きくシフトしつつある現在、企業も個人もマーケティング戦略にはTwitterの活用が不可欠になってきました。そのため、より効果的に広告活動・販売活動を促進すべき、Twitterのフォロワー数増加には丁寧にそして、的確に取り組むことが肝心でしょう。