SNS広告という広告手段を知っている人は多いでしょう。しかし、SNSの利用に長けた人でなければ、その広告の効果を実感しづらいですし、運用方法もわかりません。この記事では、そんなSNS広告について詳しく解説をしていきます。
SNS広告のメリットとは
SNS広告には、幅広い範囲に広告を行うことができるというメリットがあります。
現代、多くの人が何かしらのSNSを行っています。テレビのCMなどとは違って、SNSは能動的に広告を見ようとする機会が増えていくため、圧倒的にその広告を目にする機会は多くなっていくでしょう。
広告としての効果が非常に大きいのが、SNS広告ならではのメリットとなっています。インターネットやSNSが普及した現代において、非常に適した広告の手段であると言えるでしょう。
SNS広告とSNS運用の違いとは?
SNS広告とSNS運用は意味が大きく異なります。その違いは、SNSを利用する姿勢にあります。
SNS広告は能動的な活動
SNS広告は、こちらの伝えたい情報を積極的に発信していく能動的なプロモーション活動です。基本的に何かを待つということはなく、こちらが宣伝したい内容の広告をどんどん公開していくことができます。
しかし、SNSのプラットフォームに広告をうちだすための料金は必要になります。基本的にSNS運用は無料なのですが、SNS広告はお金が発生してしまうので注意しましょう。無料で広告活動を行いたいのであれば、SNS運用を行うしかありません。
各SNS広告については、以下で解説しています。
SNS運用は地道な活動
ビジネスにおけるSNSの運用とは、非常に地道な活動を指し示します。SNSにテキストや画像を投稿するというのは同じなのですが、フォロワーが増えていくのを地道に待たなくてはいけません。
フォロワーが増えてからのSNS運用は非常に大きな効果が期待できるのですが、フォロワーが増える前に関しては、中々その効果を実感しづらいという欠点もあります。
各SNSにおける運用のポイントについては、以下で解説しています。
FACEBOOKの拡散はSEO対策として有効ではない?FACEBOOKの有効な活用法
SNS広告の金額設定の仕組みとは
SNS広告を利用するための金額設定(かかる費用)の仕組みは、SNSによって異なります。SNS広告を利用する際は、後述する金額設定方法のどれを採用しているかを確認するようにしましょう。
インプレッション課金
インプレッション課金とは、広告が一定回数表示されるごとに費用が発生するというものです。FacebookやInstagramではこの金額設定方法が利用されることが多く、多くのユーザーに広告を見てもらいたいときに有効です。
まったく表示されなければ、広告料を支払う必要がないので、せっかくお金を払ったのに広告を見てもらうこともできなかったということにつながる心配はありません。クリック率が高ければ、クリック単価を抑えることにもつながります。
クリック課金
クリック課金は、広告のクリック回数ごとに費用が発生するというものです。広告を見ただけではなく、クリックして初めてお金が発生するので、より高い宣伝効果を期待することができます。この方法もFacebookやInstagramで利用されています。
インストール課金
アプリの場合は、そのアプリがインストールされるごとに費用が発生するという金額設定方法を採用している場合もあります。アプリをインストールしたのに、利用しないということはほぼないでしょう。
この金額設定方法は、費用を払った分だけのユーザーが増えていると考えることができます。その反面、アプリに魅力がないとすぐに削除されてしまうので、広告が無駄うちになってしまいます。
アプリ内でどのようにしてユーザーにお金を使わせるか、それをしっかりと考えておくようにしましょう。
動画の再生時間による課金
動画による広告を見たことがある人は多いでしょう。あのような広告形態の場合は、その再生時間によって広告費用が決まっています。当たり前ですが、動画の前半で広告を見るのをやめてしまっては、広告として意味を持ちません。
動画をすべて見る人がいれば、その分だけの広告費用を支払うという内容になっています。しかし、わずかしか動画が再生されなかった場合でも、広告費用はわずかですが発生します。
その動画を見たいと思わせるようなインパクトを最初に与えるような広告動画作りを心がけなくてはいけません。
フォロワー課金
Twitterなどではフォロワーを1人獲得するごとに費用が発生するフォロワー課金を採用している場合があります。
フォロワーが増えれば、SNS運用に近い宣伝を行うことができるようになります。そうなると、広告に対して費用がかからなくなっていくので、この課金方法は長期的に見ると大きな効果が期待できるでしょう。
しかし、フォロワーは熱心にそのアカウントを追ってくれるわけではないということも頭に入れておかなくてはいけません。
SNS広告の費用を抑えるコツ
SNS広告の費用を抑えるためには、主に2つの方法があります。
広告費を抑える
1つ目は広告費を抑える方法です。当たり前ですが、広告費を抑えるということは、広告を配信するボリュームが減るということです。それが減れば、広告によって得られる利益や問い合わせなども減ってしまうので、それらを減らない工夫をしなくてはいけません。
SNS広告の成果はその運用者によって大きく成果が異なる場合が多いです。まずは、その広告が本当に適切な内容になっているのかを確認することから始めましょう。明らかに無駄な広告であれば削除するべきですが、有用な広告費まで削ってしまっては本末転倒です。
手数料を抑える
広告費とは別に運用手数料が発生することがあります。この手数料が安めのプラットフォームを利用することによって、SNS広告の費用を抑えることができます。
しかし、安さだけを注視して、広告の成果が出なければ意味がありません。安さは気にかけつつも、本当に広告の成果が得られるのかをしっかりと確認しましょう。
SNS広告は外注する方がいい?
SNS広告は自社で制作する方法と、外注する方法の2種類があります。それぞれにメリット、デメリットがあるので確認をしていきましょう。
自社で制作する場合
自社で制作する最大のメリットは、広告制作を依頼する費用が発生しないことでしょう。
しかし、効果的な広告を制作できるかが不透明というデメリットもあります。実績のある広告会社であれば、クリック率が高くなるような効果的な広告を制作してくれます。それを作ることができないというのは、大きなデメリットと言えるでしょう。
外注する場合
SNS広告は運用型広告であり、配信結果を見ながら適切な内容や設定に改善をして、成果をよくしていくのが普通なのですが、それを外注に任せることで大きく成果が上がるというケースがあります。プロの運用はそれだけ大きな効果が期待できるというのは、メリットでしょう。
しかし、外注は運用手数料が発生するというデメリットがあります。広告費の10%~20%程度が運用手数料として必要なので、広告費にかけられるお金の状態によっては大きなデメリットになり得ます。一般的に外注でかかる費用の相場としては20万円~と言われています。
結論として、効果的な広告を期待したいのであれば外注、広告費を節約したいのであれば自社で運用することが望ましいでしょう。
まとめ
SNS広告はこれからの時代の主流となる広告方法です。
SNS毎のユーザー特性を把握し、そのターゲットに合わせた広告運用ができるようにすることが大切です。運用方法をしっかりと理解し、効果的に広告を利用できるようにし成果に繋げていきましょう。