YouTubeのSEO対策|上位表示させるための方法

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SEO

YouTubeの運営では、報酬のみでの生活が可能とされる『チャンネル登録者数・1万人』を一つの目標に頑張ります。 ですが、半年頑張っても、1年経っても目標に届かないユーチューバーは大勢います。 何よりも検索ランキングが上がらず、再生回数が伸び悩むケースもしばしばです。 今回はYouTube検索の仕組みや動画、チャンネルのSEO対策を詳しく説明し、ランキングや再生回数・時間を上げるコツを紹介していきます。

YouTubeのSEO対策とは

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Web上のコンテンツ運営の成功の一つに、検索結果で上位表示されることがあります。
これはYouTubeチャンネルの運営でも同様です。
ユーザーが入力した検索クエリ(ユーザーの検索意図)に対し、的確に情報提供をしている動画やチャンネルが検索上位に表示されます。

そこで重要になってくるのがSEO対策です。
Webマーケティングやアフィリエイトを目的にWebサイトを運営する場合、GoogleやYahoo!などの情報通信プラットフォームに設定された検索エンジンのアルゴリズムについて分析し、その検索システムに対して最適化を図り、提供する情報ページを上位表示してもらうように工夫します。

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ですから、YouTubeで自コンテンツを上位ランキングしてもらうためには、Googleの検索エンジンの仕組みを理解し、具体的なSEO対策をもって運営することが必要です。 ちなみにYouTubeのSEOは動画SEO(VSEO)といいます。

YouTube運営ではSEO対策を実践するケースがまだ少ない

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2005年にリリースされて以来、YouTubeは年々ユーザーを増やしてきました。2020年の時点では、アクティブ ユーザーが10億人以上、世界のインターネット利用者の3 分の1に及ぶ人がこの情報通信プラットフォームを利用しているとのこと。
*引用元:YouTube Social Impact

YouTubeのSEO対策とは-04

なお、国内での利用者の増加傾向は顕著で、2020年9月の月間利用者数が6500万人と、2人に1人が常時利用している状況です。
*引用元:Think with google

これほど大勢の利用者がいる中で、実はチャンネル運営者の多くがSEO対策に熱心ではないとのデータも出ています。
ごく個人的な趣味で運営されているチャンネルでは、動画作成に個性やセンスを優先するケースが多く、論理的に情報発信するといった工夫が見られません。

テレビのバラエティやCMの影響が強く、話題性や面白さ、おしゃれ度やインパクトの強さでアピールする制作手法が目立っています。
もちろん、それでも再生数が爆発的に上がるコンテンツもたくさんあります。

ですが、Webマーケティングやアフィリエイトを目的としたチャンネル運営の場合、情報の面白さやインパクトだけで作成するだけでは不十分です。
プラスαとして、SEO対策を徹底すると大きなメリットが生じます。

YoutubeのSEO対策による具体的な効果とは

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YouTubeでSEO対策を徹底するメリット

・検索意図に適したコンテンツ作成が可能になる
・検索順位の上昇で再生回数・再生時間、チャンネル登録者数がアップ
・最終的に収入アップが期待できる 動画マーケティング最大規模のプラットフォームである

YouTubeでは、Google検索エンジンへのSEO対策を怠ることはできません。
YouTube用の検索エンジンには独自のアルゴリズムが組み込まれており、ユーザーの検索意図に適した動画コンテンツを検索上位に表示しています。

そこで、動画コンテンツの作成でSEO対策を徹底すれば、まずユーザーニーズを的確に把握することが可能です。

例えば『マウンテンバイク』をテーマにした動画にするとして、『人気マウンテンバイクのスペックや実用性の解説』をするのか、『マウンテンバイクが楽しめるフィールドの紹介』をするのか、『カスタム方法を紹介』するのかで動画の内容が変わります。

ここで、より多くの人の閲覧してもらうため、ユーザーは『マウンテンバイク』のキーワードにどんな検索意図を持っているかを確認する必要があるでしょう。
ユーザーニーズの高いテーマでコンテンツを作れば、再生回数を伸ばす可能性が高まります。

また、検索クエリに応じた情報提供がなされていなければ、ユーチューブの検索エンジンは上位表示することもありません。
ここがSEO対策を徹底する最大のポイントです。

検索順位の低いコンテンツは再生回数・再生時間がともに伸びずに、結果として顧客となるチャンネル登録者数も上がりません。
それでは十分な収入が期待できないでしょう。

YouTubeの検索結果ランキングはどのようにして決まるのか

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SEO対策を徹底するには、何よりもYouTubeの検索システムについて知らなければなりません。
『YouTubeがどういった基準で検索結果のランキングを決めるのか』を理解し、検索順位を上げるための手法を習得すべきでしょう。

その答えを知るには、Googleの公式サイトをチェックすることが確実です。
その中にある『YouTube のポリシーとガイドラインの概要』では基本的なルールが説明されていて、削除や制限の措置について知ることができます。

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また、YouTube Creator Academyという公式サイトでは、具体的なVSEOのノウハウを解説していますので参考にしてみると良いでしょう。

これら公式サイトの解説では、YouTube検索への最適化として次の点に言及しています。

YouTubeの評価ポイント

・関連性
・コンテンツ動画の再生時間
・ユーザーの評価やコメント

関連性

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この関連性とは、ユーザーの検索クエリに対して的確に情報提供がなされているか否かということです。
検索エンジンでは、関連性の評価ポイントとして『タイトル・タグ・説明文・動画コンテンツの内容』がどの程度まで検索クエリをカバーしているかをチェックします。

再生時間

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公式サイトYouTube Creator Academyの『チャンネルのパフォーマンスを把握する』を確認しますと、チャンネルの成長には視聴回数・総再生時間・チャンネル登録者数といった主要データがポイントであると述べています。

つまり、動画コンテンツのエンゲージメントが評価対象となります。
何人のユーザーが再生し、累計で何時間見られているかが評価基準です。
なお、どれだけ再生中に離脱されなかったかも評価に加えて、これによって視聴者維持率を割り出してもいます。

再生後の離脱ポイントは、どれだけ視聴者の興味をとらえ続けたかの証明です。
動画のパフォーマンスを示す尺度として、検索エンジンでは視聴者維持率を重要な評価ポイントにしていることを知っておいてください。

視聴者維持率で評価される目安

・10分以上の動画:40%以上の視聴維持で高評価
・7分前後の動画:45%あれば良好
・5分以下の動画:50%超で評価される

評価やコメント

動画コンテンツのエンゲージメントとしては、再生時間や視聴者支持率の他にも、視聴者からの評価がフィードバックされます。
このフィードバックは直接と間接の2種類あって、どちらも順位アップのポイントとして重要です。

直接的なフィードバック:評価やコメント

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YouTubeにもチャンネル登録と合わせて「いいね・高評価」と「低評価」のボタンが設定されています。
そして、高評価の多さは検索順位アップに貢献します。
反対に低評価が多ければ順位ダウンの可能性もあります。

また、コメント数も評価のポイントで、コメント数(内容も含む)の多さが動画の情報発信力・影響力の評価につながります。
つまり、動画に大いに興味を持った人の人数を表すことから、SEO効果が高いとされます。

ただし、炎上の形で悪評やクレームが集まる場合は評価が下がりますし、場合によっては閉鎖のリスクもありますので注意してください。

間接的なフィードバック:関連動画の視聴

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『いいね』やコメントが残されなくても、最後まで視聴してもらえれば、それは間接的な好評価として、検索エンジンは順位アップの要素とみなされます。

また、動画コンテンツを視聴した人には、その内容に興味を示した場合、紹介される関連動画が再生されることがあります。
これもSEO効果の高いエンゲージメントとして評価されます。

動画の共有(SNSによるシェア)

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出来の良い動画コンテンツには、FacebookやTwitterといったSNSでシェアされることがあります。
YouTubeの普及率もすごいですが、最近は動画コンテンツをSNSで閲覧するケースも急増しています。

そこで、影響力の強いインフルエンサーによって動画シェアされれば、あっという間に拡散して、自チャンネルへのアクセスが集中するかもしれません。
また、Webページに動画のHTMLを張り付けることによっても、効果的に共有・拡散が可能でしょう。

動画コンテンツの知名度アップとして、これらの手段は有効利用できる可能性がありますので、意識的に取り組んでみてください。

動画のSEO対策7つ

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YouTubeの検索順位は、数十に及ぶアルゴリズムが総合的に働いて評価しています。
その中でも重要性が高いアルゴリズムは次の7つです。

・キーワードの選定
・タイトルの設定
・サムネイル画像の設定
・概要欄の記載
・カードの設定
・タグ付け
・字幕
・翻訳の設置

それぞれのアルゴリズムのSEO対策について確認しましょう。

キーワードの選定

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YouTubeで動画を見るときに、トピックスにあるものから選ぶこともありますが、見たい動画を探すならキーワード検索をする傾向が強いです。
ひとつかふたつのキーワードを入力して、表示された動画の中から選びます。

ということは、作成する動画コンテンツのテーマ設定をキーワード選定から始めるべきです。
キーワードこそがユーザーの検索目的、知りたい情報そのものだからです。

まず、現時点でユーザーからの注目度が高い情報を探します。
その方法は簡単です。
検索ボックスに入力されたキーワードのうち、もっとも回数が多いキーワードを探せばOKです。

Googleトレンドでキーワードの人気度をチェック

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これからYouTube運営を始める人は、動画チャンネルのテーマがなかなか決められないことがあるでしょう。
また、配信中のチャンネルのテーマを膨らませる時に、関連性のあるテーマの拾い出しで困ってしまうこともあるかもしれません。

そんな時は、無料ツール・Googleトレンドが役立ちます。
このツールは、現時点でどのようなキーワードが入力されているか、注目度の高いキーワードをランキングで表示します。
これで、現時点で人気のあるキーワードをチェックすると良いでしょう。

また、複数のテーマからの選択で悩んでいる場合も、それぞれのキーワードの鮮度・人気度を確認して絞り込むことができます。

Googleサジェストでユーザーの検索意図を探る

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動画チャンネルの動画は次々と更新して行くわけですが、毎回テーマを考えるのも大変です。
基本は自分が伝えたい情報をストレートに伝えればいいですが、やはりユーザーの注目度は意識したいところです。

メインのキーワードが決まっていれば、次にGoogleサジェストで提供情報の絞り込みをしましょう。

Googleサジェストは、検索ボックスに入力されたキーワードの共起語(キーワードと同時に検索ワードとして使用される単語)を表示する機能です。
これをオートコンプリート機能といって、ユーザーが次に入力するであろうワードを予測変換する機能です。

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たとえば『マウンテンバイク』の動画コンテンツを作成するとします。
YouTubeの検索ボックスに『マウンテンバイク』と入力すると、その下に予測変換ワードとして『マウンテンバイク・オリンピック』と表示されます。
また『ダウンヒル・街乗り・おすすめ』などの共起語が表示されますので、この中から内容をを絞り込むことができます。

この機能を利用することで、高いSEO効果が得られます。
ユーザーが求める情報が的確に分かりますので利用価値は高いでしょう。

タイトルの設定

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あなたはキーワード検索で表示された動画コンテンツを選ぶ際、何に注目していますか。

多くの人がタイトルを読みくらべて選ぶことでしょう。
タイトルである程度の内容を把握して、自分が知りたい情報かどうか、内容が面白そうかどうかを考えて選びます。
ですから、タイトルには徹底してこだわるようにしましょう。

まずタイトルの文字数ですが、最大60文字まで入力できます。
ですが、長すぎるタイトルは2段になるなど読みにくいものです。
Google検索は32文字前後が適切と推奨していますから、それに合わせるのもSEO対策です。

次に、キーワードはなるべくタイトルの先頭にもっていきましょう。
共起語は中央あたりに配置して、可能な限りインパクトのあるタイトルに仕上げてください。
タイトルのアピール力が弱いと、上位ランクしていても再生回数が落ちてしまうので要注意です。

サムネイル画像の設定

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キーワード検索結果の中から動画を選ぶポイントは、実はタイトルよりもサムネイル画像(表紙にあたる画像)の方に影響力があります。

一目で興味を惹くサムネイルは、ユーザーに思わずクリックさせる力があります。

そこで、サムネイルの作成はトレンドや個性を十分に発揮させることを第一に考えます。
セオリーはあってない様なもの。ユーザーに『あっ』と思わせたらシメタものです。

サムネイルの出来映えチェックは難しく、プロでも傾向がつけにくいところです。
ただし、スマートフォンの小さな画面でも見やすいデザインで、まとまりのある画面に仕上げることがポイントでしょう。

上位ランキングしている動画コンテンツのサムネイルは参考になります。
さらに、再生回数が多いコンテンツのサムネイルも良いお手本です。
サムネイルの出来にクリック率が左右されることから、再生回数の多い動画コンテンツを手本にし、徹底分析してみるようにおすすめします。

概要欄の記載

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ユーザーは検索表示された動画コンテンツを閲覧する際、再生しながら周辺情報にも目を配ります。
とくにタイトル下の概要欄をチラ見する人は多いです。

この空欄を有効利用しない手はありません。
そこで、『だれがだれに向けて・どんな目的で』情報発信しているのかを紹介すると良いでしょう。
また、広告用の自サイトURLやSNSリンクなどを張り付けて、視聴者を導くアイテムとしても有効です。

なお、ユーザーニーズに合った概要欄作成はSEO効果を発揮します。
検索順位アップになるので丁寧に作りこみましょう。
ただし表示されるのは初めの3行まで、この部分でユーザーを引き付ける情報提供を工夫してください。

カードの設定

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YouTubeの動画には、再生中に画面の端っこで広告が5秒間ポップアップ表示するモノがあるでしょう。
これを『YouTubeカード』設定といって、視聴者がカードをクリックすると見てほしい動画やWebサイトへ案内することができます。

そこでカード設定もSEOを意識して行いましょう。
ユーザーニーズをとらえたフレーズと併用したり、再生中の動画内容と関連付けてカードを貼りましょう。
とくに商品・サービスを案内する動画コンテンツなら、クライマックスの場面でカードをアップすればカードのクリック率が向上するでしょう。

『YouTubeカード』は1つのコンテンツに5枚まで設定可能です。
他チャンネルのクリエイターと協力して相互リンクを貼ったり、コラボレーターのクレジットをアップすることもできてSEO効率を高めましょう。

なお、動画の終了画面も利用できます。
最後まで見てくれた視聴者へ、次の行動を促す内容の画面を張り付けます。
画面は5~20秒追加できますので、再生時間の確保にも利用できるでしょう。

SEO効果アップにつながる概要欄の作成ポイント

① キーワードを3個入れる
② タイムスタンプを入れる(時間割された目次で画面飛ばしできる機能)
③ 説明文付きの関連サイトURLを貼る
④ ハッシュタグ(#)を含めて動画を見つかりやすくする

タグ付け

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WebサイトやSNSでお馴染みのタグ付けですが、YouTubeの動画投稿でもタグ付けが検索結果にプラスになるとされています。
明確にSEO効果があるとは言えませんが、タグは検索エンジンへのインデックス提供で、動画のカテゴリーを自己申告します。

検索エンジンは、クロールによってプラットフォーム上のすべてのコンテンツを巡回しています。
このタグ付けによって、内容把握がスムーズになり、検索エンジンがより適正な内容把握できるようになります。

また、タグ設定で他動画のサイドバーへのアップ率が高くなるとも言われています。
複数のタグを設定しておけば、それだけサイドバーへの出現率も増すでしょう。

ただし、タグ設定は10個前後までにとどめたほうがよいでしょう。
タグの付け過ぎは、コンテンツの質を低めるリスクもあるので注意してください。

字幕・翻訳の設置

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今や映像メディアでは、会話にまで字幕スーパーを付けるのが常識です。
YouTubeでも、字幕は当たり前の情報提供手段となっています。
実は、字幕の文字情報は検索エンジンの評価要因です。

字幕がSEO効果を持つ理由は、耳の不自由な人にとって情報収集しやすくなるからです。
また翻訳を字幕で流せば、他の母国語圏への情報提供が可能となり、コンテンツの利用範囲が拡大するメリットがあります。

つまり、より多くのユーザーに利用価値のあるコンテンツとして検索エンジンが評価を上げることが期待できます。

チャンネルのSEO対策

動画コンテンツのSEO対策を行なうと同時に、土台となるチャンネル設定にも手を加えていきましょう。
チャンネル設定をYouTube上で最適化させることは、投稿する動画コンテンツの品質のレベルを保証する役割を果たします。

検索エンジンは『このチャンネルのコンテンツなのだから、この程度のレベルであろう』と、あらかじめ値踏みして検索に掛けます。
チャンネルに対する評価によっては、投稿する動画コンテンツの検索結果も左右される可能性があります。

ぜひ実践していただきたい対策は、主に次の4つです。

アイコン画像の設定

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動画下部の概要欄にはチャンネル運営者のプロフィール写真(アイコン)がアップされ、その横にユーザー名が表示されます。
このアイコン画像は重要で、いわゆる会社のロゴのように、一目で相手が確認できるトレードマークとして有効です。

そこで、アイコンにも個性を表現しましょう。
印象の弱い画像ではユーザーの印象に残りません。
ましてや、未設定では自己アピールの役に立ちません。

アイコンには写真やイラスト、図形などいろいろと設定可能ですので、こだわりを持って作成してみてください。
なお、会社が運営する場合は、自社ロゴを使用すると知名度アップに貢献します。

ヘッダー画像の設定

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チャンネルページの上部(ヘッダー)のスペースも有効利用できます。
YouTubeではこの部分に張り付けるデザインをチャンネルアートと呼んで、ユーザーへのアピールツールとして提供しています。

そこで、写真やイラストなどの画像と、キャッチコピーやブランド標語を入れておくと視聴者への印象付けが可能です。
チャンネル登録をクリックしてもらうキッカケになるので丁寧に作りこみましょう。

概要欄の記載

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チャンネルページにも概要欄が設定されています。
ここはチャンネル運営者の情報を発信する場に利用しましょう。
自分のSNSアカウントIDや自サイトのURLを貼り付けて、さらにリンクもアップしておくと良いでしょう。

ユーザー登録した人は、少なからずチャンネル運営者に興味を持っています。
自分が手掛ける他サイトへのアクセスを整えることで、Webマーケティングの効力をアップさせる役に立つでしょう。

再生リストの作成

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動画コンテンツの総数が増えてきたら、動画内容別にカテゴライズして再生リストを作りましょう。
これで、検索結果では自コンテンツがひと塊になって表示されます。

そして、再生リストの動画が再生されれば、リストにある動画がサイドバー上位に並びます。
再生リストには関連動画が並んでいますから、視聴者は他の動画も続けて再生してくれるかもしれません。
また、次の動画が自動連続再生される機能もあって、自コンテンツの再生回数・再生時間がアップします。

なお、チャンネルページの再生リスト欄では、再生リストがブロックごとに見やすく配列されます。
キレイにインデックスされた再生リストですから、視聴者が選びやすくなります。

YouTubeのSEO対策に便利なツール

これまでYouTubeで実績を上げるための具体的な対策について説明してきましたが、やるべきことが多岐にわたるために、『どこから始めればいいか』と、ちょっと手が付けにくいという人もいるでしょう。

そこで、次の専用ツールを利用して、手軽で確実なSEO対策を実践してみてください。

YouTubeアナリティクス

便利なツール-01

チャンネル運営で大事なことは、各コンテンツのパフォーマンス分析です。
ただ作って放置するのではもったいないです。
動画投稿の後に、どのような形で再生されているかをしっかり分析し、改善のための対策を講じましょう。

そこでおすすめなのがYouTubeアナリティクスです。
こちらはGoogleの無料ツールで、動画コンテンツのパフォーマンスを診断するのに役立ちます。

主な機能は次の4つです。

【再生場所】
各動画コンテンツが、どのプラットフォーム(ユーチューブやWebサイト、SNSなど)で、いつ、何回再生されたかがグラフで確認できる機能です。

【トラフィック ソース】
各動画コンテンツへのアクセス経路を検出し、グラフで分かりやすく数値化する機能です。

・YouTubeの検索結果
・サイドバーなどの関連動画
・再生リスト内でのアクセス
・外部サイト(WebサイトやSNSなど)

これらによってアクセスの強い部分・弱い部分を数値で確認し、改善点のデータになります。

【ユーザー層】
再生時のユーザーの性別や年齢層をパーセンテージでグラフ化します。
各動画コンテンツのターゲット層の設定と設定したターゲット層からの評価が相対的に判断できる機能です。

ただし、再生回数が少ないとデータの利用価値が低い点に注意してください。

【視聴者維持率】
再生ごとの再生時間を集計し、視聴者の閲覧時間の平均値を算出します。
この視聴者維持率によって、コンテンツの面白さや完成度を測ることができます。

一般的に、平均視聴時間が5分以上、さらに視聴者維持率が40%をクリアするコンテンツは合格点とのこと。
ユーチューブの検索エンジンは、この点も評価基準委しています。
SEO対策では重要な要因です。

このように便利なツールではありますが、1つ残念なのは検索クエリに対する分析機能がないことです。
その部分は他のツールで補ってください。

vidIQ Vision for YouTube

便利なツール-02

こちらはユーチューブ公認の無料分析ツールで、チャンネル運営で心強い味方になってくれます。

vidIQの特長は、Google Chromeの拡張機能を使用することで、動画コンテンツの評価をしてくれることです。
また、各エンゲージメントレートも見やすく表示されるので、一目で動画のレベルや実績が確認できます。

エンゲージメントレートは5つです。

・動画ソースが埋め込まれた件数
・facebookのシェア数
・ユーチューブの好評価数(likeの数)と低評価数
・ツイート数
・ユーチューブのコメント数

また、このツールではライバル動画のタグをチェックできます。
検索上位の動画コンテンツに設定されているタグのランキングが分かるので、とても参考になります。

vidIQ Vision for YouTubeの追加はこちらから

AZTECA

便利なツール-03

AZTECAのサイト

AZTECAのおすすめ機能は、ユーチューブ上にアップされたすべてのコンテンツの検索順位がチェックできることです。
ちょっと気になる他チャンネルの検索データも確認できます。
競合チャンネルと自チャンネルのコンテンツを検索クエリの面から比較検討できるので、具体的なSEO対策に役立つでしょう。

AZTECAの確認機能は次の通りです。

・各動画の順位(チャンネル登録者数・再生回数・高評価数・低評価数)
・キーワード検索上位の動画チャンネルを表示
・指定動画は再生回数や登録者数を自動取得・保存しデータをグラフ表示

なお、このツールはクラウド上のフリーツールです。
インストール不要で、スマートフォンからも利用できてたいへん便利です。(*プレミアム機能は有料です)

まとめ

YouTubeのSEO対策は、Webサイト運営と同様に実績を出すためには欠かせません。
対策を講じるための手段は多々ありますが、まずはできるところから始めてみましょう。

ポイントは現状分析と改善点の検出です。
日々進歩する検索アルゴリズムの理解に努め、丁寧に情報収集を行い、SEO対策用のツールを利用して収益アップを目指していきましょう。

 

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